
企画展
「MAKI TEXTILE STUDIO ― インド・デラドゥーンより」
会期:2025年11月1日(土)– 11月9日(日)
場所:51%Store[11:00–19:00]
富山市磯部町3-8-6 五割一分 2F
tel 076-491-5151
Instagram:@51.store
トークイベント
田中ぱるば氏によるお話会
「ガンガ工房ができるまで ー「真木テキスタイルスタジオの歩みと今」
日時:11月1日(土)15:00–
場所:51%Store(富山市磯部町3-8-6 五割一分 2F)
□予約制(参加無料 / 定員20名程度)
□ご予約フォーム
上記のご予約フォームよりお申込みください。
北インド・デラドゥーンに築かれた「Ganga Maki Textile Studio」。Studio Mumbai設計によるこの工房ができあがるまでの経緯や背景を、写真とともに振り返ります。あわせて、現在精力的に取り組んでいるアート作品や工房の日常についても語っていただきます。
「手づくりだから良いのではなく、心地よく、美しいものを追い求めていくと、結果そうなったのです」。真木テキスタイルスタジオ主宰・真木千秋さんの言葉です。
スタジオでは、糸芭蕉、苧麻、インド藍など、繊維や植物染料になる素材を育て収穫し、野蚕のタッサーやエリ蚕、ムガ蚕をはじめ、ウールや麻、木綿など多様な天然素材とともに、糸を紡ぎ、染め、織りへとつなげています。布は時を重ねるほどにやわらかさと艶を増し、日常に静かな力強さをもたらします。
一昨年、私たちは北インド・デラドゥーンの「Ganga Maki Textile Studio」を訪ね、仕事の場と自然に囲まれた工房の佇まいを写真に収めました。今回の展示では、その写真をパネルで紹介するとともに、一点もののタペストリーを中心に、クッションやブランケット、ラグなどを展示販売します。布そのものだけでなく、その背景にある「布が生まれる場」にも触れていただければ幸いです。
建築家ビジョイ・ジェイン(Studio Mumbai)の設計による工房は、土や竹、石などの自然素材を用い、整地から素材の加工まで人の手で積み重ねるように築かれました。建物もまたスタジオのものづくりと響き合っています。
会期初日(11月1日・富山)には、スタジオ会長・田中ぱるば氏によるトークイベントも開催。近年取り組むアート制作についてもお話しいただきます。
インドの工房で見た風景と、そこから生まれる布の表情を、この機会にぜひご体感ください。手から生まれた布と建物に宿るのは、「心地よく、美しいもの」を求め続けてきた思いそのものです。
田中ぱるば氏 | Parva Tanaka
1990年真木千秋さんとともに真木テキスタイルスタジオ設立
ご本人曰くは「真木テキスタイルスタジオCYO(用務取締役)」
会長として現在に至る。
真木千秋 | Chiaki Maki
[Instagram @chiakimaki @gangamaki ]
真木テキスタイルスタジオ主宰。日本とアメリカでテキスタイルを学んだ後、世界各国の旅して染織のルーツを探る。1986年、インドのタッサーシルクに出会って惹かれ、デリーの工房の協力で織物づくりを開始。西表島の石垣昭子さんと共に芭蕉布や苧麻、沖縄の染料と合わせた織物も作る。1996年、真木テキスタイルスタジオ青山店をオープン、2006年青山店を閉店し、東京武蔵五日市市に竹林shopをオープン。2009年、インド北部のデラドンに真木テキスタイル直営の工房を設立。2017年にはインドの建築家スタジオ・ムンバイによる新工房が完成した。1年の半分以上、インドに滞在し制作活動を行っている。



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