近年、ライフスタイルの急速な変化に伴ってダイニングは様々な役割を兼ねるようになりました。例えば「客間」を設ける住宅が減少し、ダイニングスペースでゲストと過ごす機会も増えています。仕事や宿題を行うこともあります。つまり、ダイニングテーブルは「茶の間」であり「客間」であり「ワーク&スタディ・コーナー」として、フレキシブルな使い方が求められます。ダイニングルームの主役であるテーブルを視点に納品事例写真をご紹介します。
[1] テーブルとチェアのバランス
チェアに対してダイニングテーブルは余裕のあるサイズを選ぶとバランスが綺麗に見えますので、テーブルとチェアのバランス、空間に対するバランスなどを考慮することもポイントの一つです。例えば、アームの大きなYチェアは、幅140cm程のテーブルでも収まりますが、少し窮屈な印象となってしまいます。下の写真では、幅190cmのテーブルを合わせてバランスが綺麗に見えるようにしました。大きめのテーブルを置くほど十分な広さを確保できないケースでは、空間にあったサイズを選ぶことがまずは第一優先となります。
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[2] テーブルの形状
ダイニングテーブルをどのように配置するかは、暮らし方や動線を考慮する際に重要となりますので、住み手の生活スタイルや優先順位もお聞き取り致します。また、テーブルの形状やサイズなどによっても配置の仕方や動線が変わってきます。代表的なテーブル形状(長方形、円形、楕円形、伸長タイプ)について、事例を見ながらそれぞれの特徴をご紹介します。
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一般的な長方形のテーブルは壁付けができ、空間を無駄なく有効活用できますが、テーブルの形状はそれぞれに異なった特徴がありますので、空間に対するレイアウトや使い方に応じて選びます。
![インテリアスタイリング
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![インテリアスタイリング
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円形テーブルはお互いの顔は見やすく、チェアを自由に配置できるため、人数の変化にも対応しやすいという特徴があります。
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来客が多い場合は、大きめのテーブルか伸長式のエクステンション・テーブルがあると便利です。ダイニングだけでなくリビングも含めて大人数で集まる場合は、リビングとダイニングの距離間を考慮した家具配置を再検討するのも良いかもしれません。
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楕円形のテーブルはインテリアにリズムが生まれ、視覚的なリラックス感を作り出します。生活動線がよりスムーズに多角的にも。
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[3] 同居人数の変化に対応する
同居人数が将来変わる可能性がある場合でも、今後の使い方を見越した家具選びをすれば、せっかく買った家具を無駄にしてしまうこともありません。例えば、人数の変化に対応できる伸長式のエクステンション・テーブルも選択肢のひとつです。家具を永く使い続ける文化が根付いている北欧では、市販のダイニングテーブルの多くが伸長式であることも納得できます。彼らは子供が巣立った後、夫婦だけの暮らしに戻るところまで考えているのです。また、子供たちが独り立ちするときには「家にある家具を持っていきたい」と親にねだる、というのはよくある光景で、「良い家具は受け継がれるもの」という文化が根付いています。
「買い替え」前提の場合でも、その後の別の使い道を考えておく事でも長年愛用できます。幅120~140cmくらいのテーブルなら、ワークデスクや子供の勉強机としてもちょうど良いサイズです。
このように長期的な使用年数を考えて「買い直し」を控えれば、無駄な出費も抑えられます。また、自ずと耐久性もデザインも長く使える良いモノが欲しくなり、家具選びがさらに楽しくなるでしょう。「永く使うものに」少し予算をかけることは、決して贅沢なのではなく、妥当であると言えます。
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ダイニングテーブルの選び方は、難しいようで意外とシンプル。家族構成や、購入のタイミング、ダイニングルームの使い方、将来の用途を考えることで、自然と自分たちの暮らしにあったテーブルが見つかります。また、テーブルに相性の良いチェアの選び方、テーブルサイズに合わせたペンダント照明のサイズや照度の選び方なども重要です。 五割一分では家具選びのお手伝いから、インテリアコーディネートのご提案、各ブランドのショールームの見学予約の手配まで、住まいづくりのサポートを行っています。美しくて、心躍る暮らしを求めていらっしゃるのであれば、どうぞ気軽にご相談ください。
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